記事のアーカイブ

2021年06月27日 12:01

2021.6.27 宣教「愛の祈り」

聖書 ルカによる付近書6章27-36節  27節「しかし、わたしの言葉を聞いているあなたがたに言っておく。敵を愛し、あなた方を憎む者に親切にしなさい。悪口を言う者に祝福を祈り、あなた方を侮辱する者のために祈りなさい」と主イエスはそのように教えられました。「敵を愛しなさい」という主の御言葉で思い出すのは、「汝の敵を愛せよ」と説教をされたマーティン・ルーサー・キング牧師のことです。この説教は、キング牧師の黒人教会で語られました。キング牧師が殺されたのは1968年のことです。キング牧師は愛に生きた人です。信仰者はこの人のことを忘れてはならないと思います。彼の生活の原動力となったのは、まさに
2021年06月20日 12:32

2021.6.20 宣教「祝福のことば」

聖書 ルカによる福音書6章20-26節  20~23節「貧しい人々は、幸いである。神の国はあなた方のものである。今飢えている人々は、幸いである。あなた方は満たされる。今泣いている人々は、幸いである、あなた方は笑うようになる。人々に憎まれるとき、また、人の子のために追い出され、ののしられ、汚名を着せられるとき、あなたがたは幸いである。その日には、喜び踊りなさい」とあります。人々から憎まれ、追い出されるというのは、ユダヤ人会堂から追い出されることです。ユダヤ人のこれまでの仲間から憎まれ、追い出される。そこで主イエスは不思議なことを言われました。「その日には、あなた方は喜び踊る」と。主イエスが私たち
2021年06月13日 00:00

2021.6.13 宣教「聖なる山にて」

聖書 ルカによる福音書6章12-19節  12節「そのころ、イエスは祈るために山に行き、神に祈って夜を明かされた。」この「夜を明かされた」とある言葉ですが、それは一晩中祈られたのですが、ただ一晩だけではなくて、生涯を通してひたすら祈られたという主イエスの祈りに生きるお姿を読み取ることが出来ると思います。自分が思い立った時にだけ、お祈りをするというのではないのです。いつも神への真剣な祈りの姿がそこにありました。ここでは、主イエスご自身が先頭になって徹夜してまでお祈りになったということを、今朝の礼拝において私たち一人一人がが心に刻んでいくことが大切だと思います。  13節以下に、その祈りに応えて、
2021年05月31日 16:17

2021.6.6 宣教「安息の主」

聖書 ルカによる福音書6章1-11節  今日のテキストの二つの物語は共に安息日についての話です。一つはイエス・キリストが安息の主であるということ。もう一つは安息日に良いことをするのと悪いことをするのと、どちらが良いかということです。キリスト教会は日曜日に礼拝するようになりました。主イエスの復活された日だからです。安息日は創世記1章、2章に記されている神の休息から来ています。父なる神が6日間、天地創造の働きを終えられた。人間も創造されました。その時に神は世界を祝福されたと書いています。安息とは神の祝福と共に休むということです。旧約聖書には安息日の細かい規定があります。今朝のテキストには、その安息
2021年05月25日 05:54

2021.5.30 宣教「新しい酒は新しい革袋に」

聖書 ルカによる福音書5章33-39節  37~39節に「また、だれも、新しいぶどう酒を古い革袋に入れたりしない。新しいぶどう酒は革袋を破って流れ出し、革袋もだめになる。新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れなければならない。また、古いぶどう酒を飲めば、だれも新しいものを欲しがらない。『古いものの方がよい』と言うのである。」とあります。この「革袋」というのは、羊や山羊の革を縫い合わせた水筒のような容器です。それにぶどう酒を入れたり、水やミルクを入れたりしました。新しくできたぶどう酒を、弾力のなくなった古い革袋に入れると、勢いの強い発酵力のために、古い革袋が破れてしまうのです。そして、新しい中身の酒
2021年05月16日 17:33

2021.5.23 宣教「真理の神」

聖書 使徒言行録14章8-18節  バルナバとパウロが第一回伝道旅行をいたしました。今朝の8節から18節までの大変印象的な記事です。8節「リストラに、足の不自由な男が座っていた。生まれつきまだ一度も歩いたことがない男であった。」9節「この人はパウロの話すのを聞いていた」何の話を聞いていたのかというと、パウロが告げ知らせていた福音です。この男にパウロは「自分の足でまっすぐに立ちなさい」と大声で言ったので、彼は10節「躍り上がって歩き出した」という奇跡が起こりました。11節を読みますと「群衆はパウロの行ったことを見て声を張り上げ、リカオニアの方言で、『神々が人間の姿をとって、私たちのところにお降に
2021年05月10日 21:15

2021.5.16 宣教「罪人の友イエス」

聖書 ルカによる福音書5章27-32節  キリストは12弟子を選ばれるとき、反社会的な仕事をしている徴税人を選ばれました。このレビという名の男に27節「わたしに従いなさい」と言って弟子にされたのです。この弟子となったレビは、自分の新しい先生となったイエスのために宴会を催し、仲間の徴税人たちや、その他の仲間の人もすべて招きました。主イエスは、徴税人のレビが人生の転換を願っていることを見抜いておられたのです。だから彼は、28節「彼は何もかも捨てて立ち上がり、イエスに従った」のでした。そして主イエスは31節「健康な人に医者はいらない。いるのは病人である」そして32節「わたしが来たのは、正しい人を招く
2021年05月04日 17:02

2021.5.9 宣教「生命の尊厳」

聖書 ルカによる福音書5章12-26節  12節「イエスがある町におられたとき」の、この「ある町」というのは、前章43節に「ほかの町にも神の国の福音を告げ知らせなければならない」とあるように「ほかの町」の一つではないかと思われます。そこで二人の病人の物語が今朝の記事に書かれています。全身重い皮膚病の人と、中風の人の癒しの物語です。二人とも社会からはみ出され、もう用のない人間とされていた人です。この5章では一貫して罪を主題としています。重い皮膚病の男には、罪という言葉は出て来ませんが、「清くなれ」と言われました。この人は、あなたは清められた、あなたは罪を赦されたということを祭司によって確認される
2021年05月02日 17:14

2021.5.2 宣教「神は私たちの砦」

聖書 詩編46編2-8節 「神はわたしたちの避けどころ、わたしたちの砦。苦難のとき、必ずそこにいまして助けてくださる。」この聖句は2021年度の水元教会の中心聖句です。この御言葉は、コロナ禍の受難の時代を迎える教会としては大変ふさわしい聖句であると思います。それを皆さんの投票によって決定しましたことは非常に感謝なことです。46編2-3節には非常に切実な詩が書かれています。イスラエルの民を選ばれた神が万物の創造者であるという信仰の表明をして、そのような神に信頼する者に動揺はないという信仰の告白です。今まさにアッシリア帝国が攻めて来て、エルサレムの町が火の海になる。自分も家族も、いつ死ぬか分からな
2021年04月13日 10:43

2021.4.18 宣教「人生を導く者はだれか」

聖書 ルカによる福音書5章1ー11節  イエスは町々を巡回し、諸会堂で福音を告げ知らせておられました。1節「イエスがゲネサレト湖畔に立っておられると、神の言葉を聞こうとして、群衆がその周りに押し寄せて来た」そして3節には「そのうちの一そうであるシモンの持ち船に乗り、岸から少し漕ぎ出すようにお頼みになった。そして、腰を下ろして舟から群衆に教え始められた。」この時ペテロは、すぐそばで主イエスの説教を聞いていました。ペトロは漁師でした。一晩中働いても何の収穫も得ることが出来ず疲れ切っていました。主イエスは、説教が終わった後、4~5節「話し終わった時、シモンに『沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい』

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