2022.1.23 宣教「あなたの内側を清めよ」
2022年01月23日 12:12
聖書 ルカによる福音書11章37-44節
37節に、イエスはあるファリサイ派の人から食事の招待を受けたので、その家に入って食事の席に着かれたとあります。ところが42と44節でその招いてくれた主人に向かって「あなたたちは不幸だ」と言われたのです。なぜでしょうか？それは、38節にファリサイ派の人が、「イエスが身を清められなかったのを見て、不審に思った」ことから始まりました。ここにファリサイ派の人たちの「信仰」の基準がありました。彼らの基準は目に見える基準です。つまり外面の儀式や単なる律法や教えが形式になっていました。形だけの宗教となるとき、葬式や結婚式または何かお祝いのときだけの宗教となり内容のないものになっています。それは「救い」ではありません。本来「信仰」とは信じることです。40節「外側を造られた神は、内側もお造りになったではないか。」と言われ、さらに42節「正義の実行と神への愛はおろそかにしている。」と言われました。私たちも信仰者らしい行為ばかりを気にして、神に愛されていることに自分の心が鈍くなってしまい、神からの愛、神への愛をおろそかにしていないでしょうか。それは、神からの愛を無視していると言えます。おかしなことですが、信仰にまことに熱心な人々の中に、神に対する鈍さを指摘されました。