2022.8.28 宣教「からし種の信仰」

2022年08月28日 05:26

聖書 ルカによる福音書17章1-10節

 1-10節の小見出しは「赦し、信仰、奉仕」となっています。1-2節では「小さい者の一人をつまずかせてはならない。」3-4節では「罪を犯した者に対しての赦し」5-6節では「からし種一粒ほどの信仰が発揮する大きな力がある」そして7-10節においては「自らを取るに足らない僕とへりくだりなさい」という教えです。いろいろと違った意味を持つ内容ですが、共通しているのは「小さいもの」を扱っています。さて、5節「使徒たちが、『わたしどもの信仰を増してください』」とキリストに願いました。キリストは信仰を増す方法を示さず約束もされません。そして自分たちは信仰を持っていると思っている弟子たちに言われました。6節「もしあなたがたにからし種一粒ほどの信仰があれば、この桑の木に『投げ出して海に根を下ろせ』と言っても、言うことを聞くであろう。」と。弟子たちの存在の根拠を問う厳しい言葉を言われたのです。彼らにとっては、その信仰が深いか浅いかの問題でしたが、彼らの信仰が、からし種一粒ほどのものさえないという、根本の問題でした。からし種は0.5ミリほどの小さい種です。それがどんなに小さい信仰であっても、そこに真実なキリストへの信仰があるなら、それは必ず信仰の実を結ぶことができるのです。どんなに小さいものであっても命が満ちているからです。

 

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