2017.5.21 宣教「すこやかな生活」
2017年05月19日 06:43
聖書 マタイによる福音書5章27-32節
今朝の聖書の箇所は「姦淫するな」、「離婚してはならない」という戒めが記されています。
主イエスはまことに厳しい戒めを語られました。28節「みだらな思いで他人の妻を見る者はだれでみ、既に心の中でその女を犯したのである」というのです。この御言葉は理解できても、だれも実行できないと思うのではないでしょうか。
姦淫の問題は結婚をどう考えるかということです。31節には離婚について語られています。「妻を離縁する者は、離縁状を渡せと命じられている」、当時のお掟では自分の妻を出したくなったら、離縁状を渡せばよかったのです。「妻を出す」というのは、不要な品物を手放すように、これは男の捨てたものだという証明書をつけたら捨てることが出来たのです。
しかし、主イエスははっきりと禁じました。主イエスは私どもが考える以上に、夫婦の結びつきを考えておられます。男性から軽んじられて、品物に似た取り扱いを受ける女性を、主イエスは大切に重んじられています。それほどの厳しさをもって、男も女も、すこやかに共に真実の愛に生きることを求めてくださっているということなのです。これが主イエスの愛です。キリストの救いです。キリストの救いは、男女の生活をも救います。それほどに現実的な救いなのです。