2019.9.30 宣教「すべては空しい」
2019年09月25日 06:45
聖書 旧約聖書コヘレトの言葉1章1-18
この書には「空しい」と言う言葉「太陽の下で」という言葉が多く出てきます。「この世はすべて空しい」」「すべてのことに意味がない」とコヘレトは繰り返しています。そんな空虚なものを求めている人間がいかに多いことでしょか。そこに人間の本当の喜びはあるはずがない。人間の地位や財産や名声も、あるようで本当は何もないものです。新約聖書のコリントの信徒への手紙Ⅰの13章13節には「信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である」私たちは、神の愛こそが力であり、それを信じて、自分の生涯を生きていく時、神は必ず保証してくださることを深く信じて、信仰生活に生きていきたいと思います。
この書を書いたのはソロモンとされています。この結論は12章13節に書かれている「すべてに耳を傾けて得た結論。神を畏れ、その戒めを守れ、これこそ、人間のすべて」です。しかし、何もかもが過ぎ去ってしまうこの世の「空しい」出来事の中で、2000年前のゴルゴダの丘でのキリストの十字架と復活は決して過ぎ去ることのない出来事なのです。