2022.5.22 宣教「へりくだる者の栄光」
2022年05月22日 12:21
聖書 ルカによる福音書14章1-14節
11節「だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる」と主イエスが言われる意味は、自分を低くする者が高くされるのは、神の慈しみによる高さにおいてというのです。13節では「宴会を催すときには、むしろ、貧しい人、体の不自由な人、足の不自由な人、目の見ない人を招きなさい」と言われました。それは、誰でも招かれるとお返しをしたり、こちらから招いたりするものです。しかし、主イエスは、自分を食事に招いてくれた人にお返しできる人ではなく、出来ない人を招きなさいと言われました。この世における報いはお返しにすぎません。しかし、神の報いは世の終わりに完成する神の国における復活です。キリストのたとえ話には解釈がないと難しいところがあります。私たちキリスト者は、キリストの復活と再臨を信じて生きています。私たちのこの世における善い行為というものは、神が備えてくださる、そういう生活だと言っています。このキリスト者の生活は、神の御心に応えるために謙遜と柔和と寛容と愛が大切です。神の前に立つ自分を見つめて行くとき、尊大であったりすることはできません。神を相手にして生きるキリスト者は何もお返しはいりません。私どもに報いてくださるのは神様だからです。現代のように世の中が難しくなって自分のことだけを考えて行く社会は良い社会ではありません。お互いが助け合っていくところに幸せがあることを願いながら生きて行きたいと思います。