2024.1.14 宣教「まことの礼拝」

2024年01月14日 04:27

聖書 ヨハネによる福音書2章13-22節

 2章1-11節で、カナの婚礼の席で水をぶどう酒に変えた奇跡をしてくださったイエスは、その後、エルサレムの都に行くために、巡礼の旅を続けられました。そして13節には、過越しの祭りのためにエルサレムへ上って行かれたと記されています。14節で「神殿から商人を追い出した」とあり、16節「鳩を売る者たちに言われた『このような者はここから運び出せ。わたしの父の家を商売の家としてはならない』」とあります。神殿はわたしの父が住んでおられる「わたしの家」だと言われています。主イエスは父なる神のことをよく知っておられます。ですから神殿で商売しているのを御覧になって、耐えられない思いをしておられます。それはこの神殿で神を拝んでいる者たちが本当の神を知らないからです。神とはどういう方かとわからないと、敬う姿勢が出て来ません。形式的に神殿に集まっているだけで、心から神を敬い、神の前に立つ者としての姿が見えて来ません。主イエスは、エルサレム神殿における営みが、何か宗教化した金で買える安全、金で神からの保証を得ることなどで、神殿が儲かるということを御覧になっています。神殿にいる指導者や祭司たちは、お金儲けができ、立派な大きな神殿があることを喜んでいるのです。ところが、まさにそのことこそが、神殿の崩壊の過程に入っていることを主イエスは語っておられるのです。

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