2024.8.18 宣教「わたしの肉、わたしの血」
2024年08月18日 04:15
聖書 ヨハネによる福音書6章52-59節
この個所には「わたしの肉を食べ、わたしの血の飲む者」という言葉が繰り返されています。この言葉は、比喩的であり強く激しい言い方で使われています。ユダヤ人たちは血を食べてはいけないとモーセの律法で教えられていました。ですから、このイエスの言葉に戸惑い衝撃を受けました。しかし、イエスの血が贖罪の死であることが分かり、その意味を受け入れるならば、この疑問は解けます。イエスは「命のパンを食べるなら、永遠の命が与えられる」と語られました。その言葉は理解できませんでした。53節「イエスは言われた。『はっきり言っておく。人の子の肉を食べ、その血を飲まなければ、あなたたちの内に命はない。」この言葉も比喩的ですが、ここで私たちクリスチャンは、礼拝において行われるパンとぶどうジュースの聖餐にあずかることなくして生きることが出来るのかと問うておられます。主イエスは聖餐の恵みを明らかにして、これによってあなたがたは日々生かされると告げてくださいました。54節で「永遠の命を得」とあるのは、主イエスがここで与えてくださっている約束です。56節「わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、いつもわたしの内におり、わたしもまたいつもその人の内にいる。」この「いつもわたしの内に」とは、キリストにつながっているということです。私たちがキリストにつながっているならば、私たちはイエスのぶどうの枝として豊かに実を結ぶという約束です。聖餐の意味を自分の命に関わることとして、大切に尊んでいるか問われたのです。