2019.11.24 宣教「エレミヤの嘆き」
2019年11月23日 06:53
聖書 哀歌1章16-22節
「哀歌」は全体で5章からなる短い書です。この書の主題は、都エルサレムの陥落と南ユダの国の滅亡です。ヘブライ語でこの「哀歌」は「エーカー」と呼ばれ、それは、「どうして?」「なぜだ?」という意味です。イザヤ書1章21節に、イスラエルの堕落について「どうして遊女になってしまったのか、忠実であった町が」と記されています。イザヤ、エレミヤなどの預言者が神の言葉を伝えました。でも、イスラエルの民は預言者の言葉を聞いても罪の意識がなかったのです。やがて、イスラエルの国が滅び、民はバビロン捕囚となり、エルサレムは荒廃しました。イスラエルの国は崩壊し、エルサレムが破壊されて、初めて彼らは罪の意識を持ちました。イザヤ、エレミヤなどの預言者の言葉を聞いた時、民は罪を認め、懺悔しなければならなかったのです。イスラエルの国は災い受けてから罪を認めるということになって行きました。哀歌だけ読んでも理解できないので、ぜひ、エレミヤ書を読んでください。国が滅亡していく姿を哀歌を通して学ぶことが出来ると思います。