2022.2.27 宣教「キリストに真似て」
2022年02月27日 06:25
聖書 ルカによる福音書12章35-40節
35節に「腰に帯を締め、ともし火をともしていなさい」と記されています。主イエスからの、いつ、どんな命令にでも応じることが出来るように準備をする状態と考えてもよいと思います。そのように奮い立たせることですが、ここでは、むしろじっと待つこと、それも腰に帯を締め、ともし火をともして待つということです。主人がいつ帰ってくるか分からないからです。場合によっては、僕は一晩中明かりを絶やさず、目を覚ましていなければならないかもしれません。37節に「主人が帰って来たとき、目を覚ましているのを見られる僕たちは幸いだ。はっきり言っておくが、主人は帯を締めて、この僕たちを食事の席に着かせ、そばに来て給仕をしてくれる。」主人の足を洗い、主人を食事の席に着かせ飲み物を用意し給仕する、それが僕の仕事です。ところが、この主人は帰ってくると、僕の帯を緩めさせ食事の席に着かせ給仕をしてくださる、そういう主人だったのです。この主人が僕たちに仕えているこの光景は、主イエスの受難週に読まれる個所を思い起こします。主イエスが弟子たちの足を洗う場面です。ご自分が僕となって私たちをもてなしてくださる姿です。私たちは何か自分は偉い人間だと勘違いしてはいけません。徹底的に主イエスのように自分を低く謙虚になりたいと思います。