2020.5.17 宣教「キリストの再臨」
2020年05月15日 05:42
聖書 マタイによる福音書24章15-31節
主イエス・キリストが語られる受難の物語です。主イエスは、ご自分の死を前にして、この24章において長く心をこめて語られることは、自分はまもなく死んでいくが、それですべてが終わるのではない。必ずやがて私は再び来るという約束です。自分が現れるということは、あなた方の日々の生活に無関係ではない、だから確かな信仰の道を歩んでほしいと最も大切なことを教えておられます。15節「預言者ダニエルの言った憎むべき破壊者が、聖なる場所に立つのを見たら」という言葉から始まります。預言者ダニエルとは旧約聖書ダニエル書に記されています。聖なる場所というのはエルサレム神殿で、神殿を汚し破壊する者がいることが語られています。エルサレム神殿はペルシャ、シリア、ローマ帝国に破壊される事件が起こりました。
現代の私たちにとって「聖なる場所」とは教会です。私たちの教会が荒らされることも意味しています。主イエスは弟子たちにこのような終わりに向かう歩みの中で、そのときは山に逃げなさいと言われました。何か危機的なことが起きたら、私どもはまず何も持たないで逃げなさい、悩みに耐える道はただ逃げる以外にはないと主イエスは言われています。なぜなら21節「そのときには、世界の初めから今までなく、今後も決してないほどの大きな苦難が来るからである」と。しかし、どんな大きな迫害や苦難が起こっても、その背後にあって、すべてを支配しておられるのは神である、その事実は変わりありません。