2022.1.9 宣教「キリストの救い」
2022年01月09日 05:43
聖書 ルカによる福音書11章14-28節
今朝の主題は「主イエスの救いとは何か」と言うことです。主イエスの救いを、理論と言うよりも、今ここにある私たちの現実のこととして考えていきたいと思います。そのきっかけとなる出来事が14節「口を利けなくする悪霊」に取りつかれた人がいたのです。主イエスは、その人の悪霊を追い出してくださり不自由から解放してくださったのです。そして19節に「わたしがベルゼブルの力で悪霊を追い出すのなら、あなたたちの仲間は何の力で追い出すのか」と言われました。「あなたたちの仲間」と呼ばれる人々も、そのようなことができたのです。しかし同時に、主イエスご自身がここでしておられることは、ほかの誰もが語ったこともない真の神の救いであると断言しておられます。20節で「しかし、わたしが神の指で悪霊を追い出しているのであれば、神の国はあなたたちのところに来ているのだ」と言われました。主イエスがここで言われたのは、神の指が働いても、人々は見ようとしない、信じないということです。27節に「ある女が群衆の中から声高らかに言った。『なんと幸いなことでしょう、あなたを宿した胎、あなたが吸った乳房は。』」とありますが、大切なことは、どんなに主をほめたたえていても、イエスに感心しても、主の御業を正しく受け止めることだと言われました。そして28節「むしろ、幸いなのは神の言葉を聞き、それを守る人である」と断言されました。