2022.3.13 宣教「キリストの火」

2022年03月13日 15:41

聖書 ルカによる福音書12章49-53節

 主イエスは49節「わたしが来たのは、地上に火を投ずるためである」と言われた。この火とは、人を滅ぼす火ではなく、人を生かす火です。この火は聖霊です。また、50節「わたしには受けねばならない洗礼がある。それが終わるまで、わたしはどんな苦しむことだろう」と言われた。主イエスは私どもの生活に火を投げ込まれました。 これはイエスの十字架の苦難を意味します。主イエスは 53節で「父は子と、子は父と、母は娘と、娘は母と、しゅうとめは嫁と、嫁はしゅうとめと、対立して分かれる」と言われました。主イエスは、旧約聖書ミカ書7章6節から引用されました。イエスの教えは平和ではなく分裂であると。家庭に象徴される平和は大切ですが、主イエスはそれを超えたものがあると言われるのです。それは分裂をおそれることなく、神に服従された主イエスの生き方です。そして、この火を地上に投じたときに、その裁きの火によって焼かれるのは、主イエスご自身だと言われたのです。人はこの裁きの火が受け取れないため、主イエスを十字架につけて殺してしまいました。私たちは、この火によってわたしたちの罪を燃やされ、そしてわたしたちは主イエスの跡に従っていくことができるのです。

 

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