
2018.1.28 宣教「サウルの堕落」
2018年01月25日 17:12
聖書 サムエル記上28章4-19節
サムエル記の初めの頃、イスラエルには王はいませんでした。人々は近隣の国には王がいるので、自分たちの国にも王を立てたいということを言い出しました。主はサムエルにサウルを聖別して油を注ぐように命じました。サウルは非常に美男子で、謙虚な若者でした。しかし王になると、サウルは神からの命令にずれていきました。神のもっとも嫌うことは高慢です。サウルはいつの間にか自分の分を超えて、神に背いて、ついに神から見捨てられてしまいます。サウルは神の命令に90%から95%だけ従って、それで十分だと思ったのです。これは私たちも学ばなければならない教訓です。これくらい従えば、もういいと思いがちですが、1%でも神の目には罪は罪です。
サウルは聖別された王ですから、彼が神に不従順であることは許されないことです。神は嘆かれました。28章に口寄せの女が登場します。そのいきさつは4ー6節に記されています。神とサウルの関係は完全に断たれ、サウルは口寄せの女に頼らざるを得なくなりました。8-13節までにリアルに表現されています。死者の霊に伺いを立てる聖書の描写は不気味さを表しています。サウルはサムエルを呼び出しましたが、問題解決にはなっていません。死んだサムエルの言葉は、あなたが神にそむいたので、神は答えないのだということを繰り返すだけでした。
しかし、幸いなことに私たちはイエス・キリストを知っています。イエスが私たちのために犠牲となって、十字架にかかって執り成してくださいました。だから、神と人間の関係を修復することが出来たのです。私たちは、様々な問題の中にあっても、たとえそれが進展しないように見えても、いつも神に信頼し、祈ることを忘れないで歩んでいきたいと思います。