2020.7.26 宣教「ダニエルの祈り」
2020年07月21日 16:56
聖書 ダニエル書9章1-19節
1節「ダレイオスの治世第一年のことである。」ダニエルはバビロン捕囚になって66年が経過し、年齢は80歳を超えていました。そのとき、ダニエルはエレミヤ書を読みました。聖書を読み、こうして2節「さて、わたしダニエルは文書を読んでいて、エルサレムの荒廃の時が終わるまでには、主が預言者エレミヤに告げられたように70年という年数のあることを悟った」のです。そこでダニエルは祈りました。4節から19節はダニエルの祈りです。祈りの中でダニエルは「我々は罪を犯しました」と言っています。迫害されるものが迫害するものと同じように罪を犯したというのです。「神よ、わたしたちは罪を犯し、逆らいました。神から離れ、神なき者となりました。」と、それが我々の本当の荒廃だと告白を繰り返しています。19節「主よ、聞いてください。主よ、お赦しください。主よ、耳を傾けて、お計らいください。わたしの神よ、御自身のために、救いを遅らせないでください」と言うダニエルの祈りは、決して英雄の祈りでも義人の祈りでもありません。罪を知る者の悔い改めの祈りです。また執り成しの祈りでもあります。ダニエルはイスラエルの民として、荒廃の理由は、受けている迫害そのものにあるのではなくて、根本的には我々の罪にあると言うのでした。今朝、ここから私たちが学ぶことは、祈りが霊的な糧であるということ、祈らないものは退廃していくということです。祈りによって、わたしたちの日々の生活を導かれるのは神であるからです。