2018.2.25 宣教「ダビデとヨナタン」
2018年02月19日 19:22
聖書 サムエル記上18章1-11節
今朝は「ダビデとヨナタンの友情」について学んでいきたいと思います。ヨナタンはサウル王の長男です。父親と息子の関係が非常に緊密であったイスラエルの世界で、ヨナタンはあえて、親子関係よりも契約をダビデと結びました。ダビデとヨナタンは神との契約を重んじました。3節「ヨナタンはダビデを自分自身のように愛し、彼と契約を結んだ」そして、4節「着ていた上着を脱いで与え、また自分の装束を剣、弓、帯に至るまで与えた」とあるように、ヨナタンは自分にとって大切なものをダビデに与えました。しかし、ダビデは何もヨナタンに与える者はありませんでした。当時のダビデは与えたくても何ももっていなかったのです。
9節「この日以来、サウルはダビデをねたみの目で見るようになった。」10節「次の日、神からの悪霊が激しくサウルに降り・・・」と記されています。サウル王のねたみの心に悪霊が降ったのです。このことは、わたしたちも気をつけなければなりません。このようにして、サウル王はどんどん神から離れていきました。サウル王は執拗にダビデを追求しましたが、ヨナタンはダビデをかばいました。激怒したサウル王は息子のヨナタンまでも殺そうとします。それでも、ヨナタンはダビデとの契約を守り続けました。
サムエル記は人間の内面を深くえぐっていきます。サウル王と息子のヨナタンはペリシテ軍によってギルボア山で戦死します。しかし、ヨナタンの息子メフィボシェトは障碍者ですが、このメフィポシェトをダビデは探し出し、いつも王宮に招いて食事をすることにしました。ダビデはヨナタンとの友情を決して忘れていませんでした。それは神の前での契約による友情でした。