2019.2.24 宣教「ナオミとルツ」
2019年02月20日 15:52
聖書 ルツ記1章1-20節
旧約聖書の士師記の次に「ルツ記」が記されています。この士師の時代、ベツレヘムに飢饉が襲ったので、エリメレクと妻ナオミは二人の息子を連れてベツレヘムからモアブに移り住みました。やがて夫エリメレクは死んでしまいます。ナオミは二人の息子たちにモアブの女性を嫁に迎えましたが、二人の息子も子どもが生まれないうちに死んでしまいました。ナオミは孤独の中で自分の故郷で死ぬことを願い、ベツレヘムに帰ることを決めました。ナオミは二人の嫁に、あなたたちは若いから故郷に帰り再婚するように言いました。しかし、嫁の一人であるルツはナオミから離れようとしませんでした。ルツは姑ナオミのために自分の幸せの可能性を捨てて、明日の見えないナオミとの生活を選んだのです。ベツレヘムに戻った二人は、生活の基盤を持たない寄留者や寡婦、孤児のように畑で落ち穂を拾って生計を立てていました。畑の持ち主ボアズは裕福な有力者であり、男やもめでした。ルツ記4章18章からの系図にあるようにボアズとルツの間に生まれた子オベドは、ダビデの先祖となりました。このダビデからキリストが出られました。イエスの家系の中に、このような女性を公然と明らかにしていることは、イエスは、すべての罪ある者を赦し、今もなお罪深いものを深く愛してくださることを示してくださっているのです。