2024.2.25 宣教「ナルドの香油」

2024年02月26日 04:23

聖書 ヨハネによる福音書12章1-8節

 1節に「過越し祭りの6日前にイエスはベタニアに行かれた」とあります。キリストが十字架にかかられる6日前です。一人の女性マリアが、自分の大切にしている高価なナルドの香油1リトラ持って来て、イエスの足に塗り自分の髪の毛でぬぐった。それを見たイスカリオテのユダが「これを売れば300デナリオンになるではないか、なぜ、貧しい人たちに施さなかったのか。」と言いました。7-8節に「キリストは『この人のするままにさせておきなさい。わたしの葬りの日のために、それを取って置いたのだから。貧しい人々はいつもあなたがたと一緒にいるが、わたしはいつも一緒にいるわけではない。』」キリストはこう言われたのです。貧しい人を無視してよいと言うのではありません。キリストは、ただ一度限り、あなたがたのために救いを全うするために、神が命じられた愛の業を遂げようとされている。もうすぐ十字架の死の中に置かれるのです。いつもマリアはキリストの言葉を熱心に聴いていました。マリアにはキリストが遂げようとされている十字架の死がわかっていたのかも知れません。高価な香油でイエスの足を「自分の髪の毛」で拭う。これは言葉をもって表すことのできないキリストを尊ぶ態度の表れであり、この女性の献身が現れています。このマリアの行為に対して、ただキリストだけがほめられたのでした。

 

 

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