2019.3.31 宣教「ペトロの生涯」

2019年03月27日 15:44

聖書 ヨハネによる福音書13章36-38節

 ペトロの生涯を思うとき、信仰というのは非常に不思議なもの、本人の自覚を超えたものと言えます。信仰が続くか、または途中で無くなるかは、本人たちの気持ちや意志とかによるのではなくて、背後でイエス・キリストが執り成してくださっているからだと思います。37節「主よ、なぜ今ついて行けないのですか。あなたのためなら命を捨てます」とペトロが覚悟しても、その強い決心や覚悟さえ、一夜の夢よりもはかないものだったのです。聖書には、イエスが捕らえられた時にペトロが三度もキリストを拒否したと記されています。しかし、ペトロは悔い改めてキリストのもとへ帰っていくのです。ペトロは、その後パウロと一緒に異邦人伝道の旅をして、キリストのために喜んで死んでいきました。彼の生涯の終わりは、円熟した人として、自分のような者を愛してくださったという神の愛に対しての言葉では表せない感謝と喜びに満ちていました。神は私どもを愛してくださるのです。キリストが何度も裏切ったペトロを赦し、そうして最後まで使徒として用いてくださったように、私たち一人一人をキリストの器としてくださるのです。

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