2020.10.18 宣教「マグダラのマリア」
2020年10月21日 00:00
聖書 マタイによる福音書28章1-15節
マグダラのマリアとは、イエスのガリラヤ伝道において、7つの悪霊を癒され、それから12弟子たちと共にイエスに従った大勢の女性たちの中の一人です。ルカ福音書8章2節に「悪霊を追い出して病気をいやしていただいた何人かの婦人たち、すなわち7つの悪霊を追い出していただいたマグダラの女と呼ばれるマリア」と書かれています。キリストの愛に目覚めてからは、いつもキリストのそばにいる献身的な女性でした。キリストが十字架に架けられたとき、他の弟子たちが逃げ去った後も、キリストの十字架のもとに母マリアと共にいました。キリストの遺体が十字架から降ろされて墓に埋葬される時も離れないで、マルコ福音書15章47節「マグダラのマリアとヨセの母マリアとは、イエスの遺体を治めた場所を見つめていた」と書かれています。今朝のテキストにあるように、日曜日の早朝、まだ夜が明ける前にキリストの体に香油を塗りにお墓に行きました。そして復活のキリストに最初に出会ったのは婦人たちであり、マグダラのマリアでした。その後の生涯は知られていませんが、イエスの昇天後もエルサレムでの祈祷会には参加していたと思われます。マグダラのマリアとは、イエスによって人生のやり直しが出来きた女性、そして主イエスに仕えていた女性と言えるのです。それは、キリストに多くの罪を許されたからキリストを愛したのではなく、キリストの愛が、マリアの、言い換えれば私たちの多くの罪を赦して下さったからこそ、罪赦されて生きることができたのです。