2018.8.26 宣教「ヨブと三人の友人」

2018年08月22日 16:45

聖書 ヨブ記4章1-21節

 今まで全く崩れなかったヨブが、3章において一瞬のうちに崩れていきました。かつては知恵ある、あるいは信仰者として尊敬を受けていたヨブの嘆きを聞いて友人たちは驚くのです。3人の友人が登場しますが、一番年長者はエリファズです。彼には何とかしなくてはいけないとの思いがつのっていきます。4章7節「考えてみなさい。罪のない人が滅ぼされ、正しい人が絶たれたことがあるかどうか。」すなわち、きっとあなたは隠れたところで何か悪いことをしているのだろうというのです。彼は自分の弁論の根拠を自分の体験から語ります。私たちも悲しみに打ちひしがれる人に何といえばよいか、というのは非常に難しい問題です。このような場合、苦しんでいる人に対して批判するようなことはいけないことです。悲しんでいる人の痛みを小さくしようとする言葉も、あまり適切ではありません。たとえば、「神はあなたを愛していることからこそ、あなたを選んで、こんな試練や重荷をお与えになる」ということも不幸にみまわれている人の傷をいやすことにはなりません。ヨブ記の主題は、苦しみを訴えていることです。その苦しみには理由はありません。理由があれば私たちは納得できるでしょう。しかし、正しい人が苦しむのはなぜか。この問いに対して、その苦しみ悲劇を乗り越えるために、私たちは、神に目を向け助けを求めることが大事なことなのです。ヨブは終局において、神の前で悔い改めの信仰によって生きるものとされたのです。

 

 

 

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