2024.9.1 宣教「不信仰なイエスの兄弟」
2024年09月01日 18:34
聖書 ヨハネによる福音書7章1-9節
イエスが弟子たちを訓練している話が続いています。この場所はイスラエルの北の方にあるガリラヤです。訓練の内容は、迫害の中でどのように生きるかという内容に移行していきます。ファリサイ人が嫉妬を覚えイエスを迫害するようになりました。だからイエスはガリラヤに来られました。ガリラヤでのイエスの活動は大変な人気になりました。しかし、あるメッセージをきっかけに多くの弟子たちが水が引くようにイエスのもとからいなくなりました。それは、6章53節「イエスは言われた。『はっきり言っておく。人の子の肉を食べ、その血を飲まなければ、あなたたちの内に命はない』。」こういう話になったとき人々は去って行きました。そういう背景のもとにイエスの兄弟たちが提案します。3-5節「イエスの兄弟たちが言った。『ここを去ってユダヤに行き、あなたのしている業を弟子たちにも見せてやりなさい。公に知られようとしながら、ひそかに行動するような人はいない。こういうことをしているからには、自分を世にはっきり示しなさい。』兄弟たちも、イエスを信じなかったのである。」このようにイエスの兄弟たちはイエスを信用していません。彼らはイエスに大きなことを考えるのなら、出るところへ出たほうがいい。天下を取ろうと思っている者が田舎にとどまっているのはおかしい。だからエルサレムに上れと言いました。兄弟たちはもしイエスが本当にエルサレムの王になったのなら、自分たちは兄弟だから高い地位につけると思ってけしかけています。イエスはとても悲しまれたと思います。イエスは8節で「わたしの時はまだ来ていない」と言われました。この意味は、まだ王になることは出来ない。なぜかというと、十字架にかからなければならないからです。