2023.4.23 宣教「主と共に働く者」
2023年04月23日 04:59
聖書 ルカによる福音書22章24-34節
主イエスの最後の晩餐の席の中で、24節「使徒たちの間に、『自分たちのうちでだれが一番偉いだろうか』という議論が起こった」のです。弟子たちの中に互いに競争意識があったのかもしれません。自分はどう見られているかということですが、根っこには互いに嫉妬があります。そこで主イエスが語られた。31節「シモン、シモン、サタンはあなたがたを小麦のようにふるいにかけることを神に願って聞き入れられた。」小麦をふるいにかけると、小麦に混ざっている色々なもの、隠れている石ころが出て来て、小麦だけが残ります。ふるい分けられると、そこに本物だけが残る。ここで問われているのは信仰の問題です。信じているか信じていないかということだけです。続いて主イエスは、32節「しかし、わたしはあなたのために、信仰が無くならないように祈った。だから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」とペトロに言われました。主イエスはペテロのために祈られたのです。33節「するとシモンは『主よ、御一緒になら、牢に入っても死んでもよいと覚悟しております』と言った」のです。しかし、このように覚悟を語ったペトロでしたが、34節「今日、鶏が鳴く前に」イエスを裏切っていきました。その後、なぜペトロが教会の柱となっていったのか。それは32節「わたしはあなたのために、信仰が無くならないように祈った」という、主イエスの祈りです。主イエスの祈りに支えられながら、ペトロは立ち直ることが出来たのです。そして、ペトロは「兄弟たちを力づける」生涯を歩むことが出来たのです。