2021.10.31 宣教「主よ、あなたに従います」
2021年10月27日 05:21
聖書 ルカによる福音書9章57-62節
ここに登場する三人の人との対話には、一つの共通した鍵となる言葉があります。それは「従う」ということです。57節「どこへでも従って参ります」59節「わたしに従いなさい」61節「主よ、あなたに従います」です。私たちは主イエスに従うことを決意して洗礼を受けました。そして、私たちに「わたしに従いなさい」とはっきりと服従することを求められました。問題は、私たちがそれに答えられるかどうかということです。
この聖書に出て来る人は、「あなたがおいでになる所なら、どこへでも従って参ります」と言いました。すると主イエスは58節「イエスは言われた。『狐には穴があり、空の鳥には巣がある。だが、人の子には枕する所もない』」と言われました。それぞれ帰るべき安住の地や家、わたしはその家をもたない。安住の地を持たない主イエスに従うということはどういうことであるかということです。神の国に生きるためには、私たちはどのように答えていけばよいのでしょうか。主イエスは、ひたすら歩み抜いて十字架の御業を全うしてくださいました。そして、私たちを救いの中に入れてくださったのです。私たちを召し出してくださったのです。ですから、この主イエスの歩みを共にしようとする私たちに、主イエスが「従って来なさい」と言われたのは、私たちに「そこにとどまるな。」「立ち上がって行きなさい。」と、そのように呼びかけられているのではないでしょうか。