2018.3.11 宣教「主よ、心を癒してください」
2018年03月05日 19:06
聖書 マタイによる福音書8章14-17節
主イエスの生涯で最も華やかな時代は、ガリラヤの時代と言われています。主イエスの生涯はごく短いもので、正確な年数はわかりませんが、長くて3年と言われています。今日の聖書の個所は主イエスのある日の生活を、第5章1節から書き始めて、その1日の終わりまでを記しています。マタイは17節で、主イエスの賛美のことばを、「預言者イザヤの言葉」と記されているように、イザヤ書53章4節を引用しています。「彼はわたしたちの患いを負い、私たちの病を担った」。このイザヤ書のことばがここに実現しているのです。このイザヤ書はイエス以前、約800年前に書かれたものです。この個所は多くの人々がなぞとされてきた言葉でしたが、その謎がとかれるように今ここに実現して来ているというのです。
14節「イエスはペトロの家に行き、その姑が熱を出して寝込んでいるのをご覧になった」とあるように、弟子のペトロのしゅうとめが病気で熱を出していました。15節「イエスがその手に触れられると、熱は去り、しゅうとめは起き上がってイエスをもてなした」とあるように、イエスが手を触れると熱の病は去りました。彼女はすぐに立ち上がって、イエスをもてなしました。イエスは「心を癒し」この「わずらいを負い、病を担った」人々に悔い改めよ、神の国は近づいたというメッセージをもって、道をお示しになりました。どのような状態にあっても罪を悔い改めて、神に帰る者でありたいと思います。