2019.9.22 宣教「主よ、憐みたまえ」

2019年09月17日 06:23

聖書 マタイによる福音書20章29-34節

今朝の二人の盲人の奇跡物語はマタイだけでなく、マルコとルカにも記されています。二人の盲人が通りがかりのイエスに「主よ、ダビデの子よ、わたしたちを憐れんでください」と30節と31節でも繰り返し叫びました。この二人は道端に座って物乞いをしているようです。「私たちを憐れんでください」とは「主の名によって、私たちに恵みを与えてください。」ということです。イエスが通り過ぎられる・・・二人が叫び求めることがなければ、主イエスはそのまま通り過ぎて行かれたのではないでしょうか。32節「イエスは立ち止り、二人を呼んで、『何をしてほしいのか』といわれた。」33節で二人は「主よ、目を開けていただきたいのです」と言ったとあります。この出来事は、34節後半「盲人たちはすぐに見えるようになり、イエスに従った」という言葉で終わっています。「イエスに従った」ということは、イエスを信じて信徒になったということです。この二人の盲人は暗闇の中で生きていました。二人で互いに手探りで支えながら生きていたのでしょう。今、二人とも目が開かれたのです。そして主イエスの後に喜びに溢れて従って行きました。私たちも神の御前では、なりふりかまわず物乞いのようになって目を開けていただけるよう憐みを乞うよりほかにありません。

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