2023.2.5 宣教「人は神に生きる」
2023年02月05日 14:02
聖書 ルカによる福音書20章27節ｰ40節
サドカイ派の人たちが主イエスをやり込める議論をしようと、次のような話を組み立てました。「7人の兄弟がいる長男が子がないまま死んでしまった。子どもがないということは跡継ぎがないということであるので、ユダヤ人は信仰の継承と神の祝福が断たれないように、その妻は次男の妻とならなければならない。跡継ぎを得るためです。ところが次男も三男も次々と子どもを残さず死んでしまった。このようにして子を残さずに7人の夫を迎えることになった女がいたとする。さて、復活の時、この女はだれの妻になるのか。」と言う話です。これは単なる議論のための議論です。まるで女性を子どもを産む機械のように、次から次へと夫を取り替えてしまうことを想定することが、どれだけ非人間的なことであるか、サドカイの人たちは気づいていない。めとったり嫁いだりして血筋をつなぐことに夢中になっている。彼らは、死を超えた世界においても依然として自分たちの血筋だけを守り続ける生活が続くのが当然だと思い込んでいる。そこで、主イエスはお答えになりました。38節「神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神なのだ。すべての人は、神によって生きているからである。」