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2018.6.24 宣教「人生の苦難の意味」
2018年06月17日 21:23
聖書 ヨブ記1章1節ー22節
旧約聖書のヨブ記は、人間の苦しみとは何か、またその苦しみから逃れる道はどこにあるのかを教えており、苦難の問題を記した書として有名です。旧約では罰のない罪はありません。罪を犯した後には必ず罰が訪れるとされていました。しかし、ヨブ記の主題は理由なき苦難です。義人が苦しむのはなぜか。ヨブはユダヤ人ではありません。これは一般的な一人の人間の苦難としています。人生の苦難は予告なしにやってきます。ここで問われているのは、神が正しい方で、愛の方であるなら、どうしてこのようなことが起こるのか。悪いものが栄え、正しいものが嘆くという矛盾がなぜ起こるのかということです。やがて、ヨブは神そのものに向かて問いかけていきます。わたしが相手にしたいのは神だけだ。神が答えてくれ。あなたはなぜ私と争うのか。なぜこんなに苦しめるのか。このようにヨブは神と争うのです。
ヨブ記の最後42章2-6節において、ヨブは信仰の目をもって神を仰ぎ見るに至ります。ヨブは苦難に会いましたが、最終的には「神は愛であり、神は正しい方である」ことを知ることができます。神が愛であるということは、神の子イエス・キリストを私たちに与えてくださったということです。今年の後半にかけて、毎月最後の聖日にはこのヨブ記を皆様と共に学んでいきたいと思います。