2023.11.12 宣教「何を求めているのか」

2023年11月12日 03:03

聖書 ヨハネによる福音書1章35-42節

 洗礼者ヨハネが二人の弟子と一緒にいるところに、主イエスが歩いておられました。洗礼者ヨハネが、36節「見よ、神の子羊だ」と言ったので、二人の弟子はイエスに従っていきました。そこで主イエスは38節「イエスは振り返り、二人が従って来るのを見て、『何を求めているのか』と言われた。」これがヨハネ福音書に記されている最初の主イエスの言葉です。主イエスは、わたしこそ世の罪を担う神の小羊だとも、この世の光だともおっしゃらない。最初の言葉は「何を求めているのか」です。あなたは一体何を求め、だれを求めているのかと聞いてくださっています。39節には「彼らはついて行って、どこにイエスが泊っておられるかを見た。そしてその日は、イエスのもとに泊まった。午後四時ごろのことである。」この二人の弟子とは、40節に「二人のうちの一人は、シモン・ペトロの兄弟アンデレ」と書いていますが、もう一人の名前は書いていません。もう一人はこのヨハネ福音書を書いたヨハネであったと思われます。その人が、自分が主イエスのところに泊まる決心をし、遂にイエスというお方がいったい誰であるかということがよくわかったと言うのです。41節の言葉で言いますと、「イエスこそメシア」であることがわかった。だから、その時の時間まで正確に記しました。この方こそ「メシアー油注がれた者」であり、神の御心に従って歩む救い主であることを知るのです。この出来事は、小さなところで起こりましたが、世界の歴史を揺り動かしていく大きな出来事であり、この世の中にイエスこそメシアであることが広がっていくのです。

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