2020.1.12 宣教「信仰と愛」
2020年01月12日 05:57
聖書 マタイによる福音書21章28-32節
この譬え話しは、ある人に二人の息子がいた。父親は兄のところに行って「今日、ぶどう園へ行って働きなさい」と命じた。すると、兄は「いやです」と答えたが、考え直して出かけた。父親は弟のところに行って同じように命じた。すると弟は「お父さん、承知しました」と答えたが、実際にはぶどう園には行かなかった。さて、この兄弟の一体どちらがお父さんの望み通りのことをしたのか、とイエスはお尋ねになったのです。この兄と弟の違いはどこにあるでしょうか。兄が「いやです」と答えながら、後に出かけて行ったのは父と共に働くためでした。弟は「お父さん、承知しました」と答えたが出かけなかったのは、言葉だけで心を入れ替えなかったのです。主イエスが問われていることは、この心を入れかえて神のみもとに帰る決断です。主イエスが祭司長や長老に言われることは「あなた方は、わたしが語っている神のことを語り、そのみ言葉に生きているようでありながら、神の望みに生きてはいない。わたしと共にぶどう園で働いていないではないか」ということです。そして、このことを主イエスは今も私たちに問われているのです。