2017.10.8 宣教「信仰に生きる」
2017年10月04日 18:22
聖書 ローマの信徒への手紙5章1-11節
このローマ書5章は主イエスの父なる神が、どのような救いを私どもに用意をしてくださっているか、救いをすでに実現してくださったかを学ぶのに、特に大切な部分です。人間が義とされるのは、私どもに信仰のみが求められ、それは信仰のみなのか、恵みに加えて少しは人間の側からの働きが必要なのか、ということです。私どももそれなりに一生懸命頑張った方が、満足しやすいのですが、信仰の危機はそこから始まります。神の恵みによってのみ、私たちは救われるのだという、そこにしっかりと私たちが経つことができるかどうか、救いは神の恵みによるものです。その信仰に生きて生きたいと思います。
5節「そればかりでなく、苦難をも誇りとします。私たちは知っているのです。苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むことを、希望はわたしたちを欺くことがありません。わたしたちに与えられた聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからです」と記されています。何度も試練にあって、そして鍛えられて、その中をくぐり抜けて鍛えられる強さは、どこから来るのでしょうか。ロ-マ書はただ信仰によってのみ、義とされると語り続けています。私どもは強さを要求していません。弱くてもいいのです。罪人の弱さの中で、ただ神の強さにすべてを委ねて生きていくのです。恵みに立つ人間は、希望に向かって生きることができます。恵みの道を知っているからです。それは祈りを重ね、聖書を読み、神の導きに委ねて生きることができるからです。