2018.2.11 宣教「信仰の実」

2018年02月10日 06:39

聖書  マタイによる福音書7章15-23節

 最初に「偽預言者に警戒しなさい」と記されています。偽預言者とは誰のことで、何を言っているのでしょうか?主イエスは偽預言者がどういう者であるかを明確にしていません。預言者とは神の言葉を伝える者です。旧約聖書の場合ですと「神はこのようにお語りになります」という人です。言い換えれば、自分の意見を述べるのではなくて、神の言葉を述べる者です。新約時代になると預言者という言葉は出てきませんが、伝道者という人でもあります。旧約の場合と違うのは、イエス・キリストの十字架と復活があり、その救いが完成されていることです。従って、今は、主なる神が仰せになることは、キリストが救い主であることです。ですから、偽預言者というのは、キリストが救い主であることを言わないで、キリストの救いを傷つけようとする人のことです。パウロも「キリストの十字架に敵対して歩んでいる者が多い」と言っています。現在でも、教会はそういう預言者に惑わされているのです。オカルト集団が教会と人間の心と家族を巻き込んで破壊することが起こっています。16節「あなたがたは、その実で彼らを見分ける」とは「あなたがたは、その内容で見分ける」ということです。「その実」とは信仰の内容のことです。偽預言者はキリストによる救いを語りません。興味のありそうなことを話題にします。19節「良い実を結ばない木はみな、切り倒されて火に投げ込まれる」と記されています。キリストの木から離れていくならば、それはいつか枯れてしまいます。その枯れた木は火に投げ込まれて、捨てられて焼かれてしまうというのです。わたしたちはイエス・キリストという木を通して、良い実を結ぶことになるのです。

 

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