2022.8.14 宣教「十字架のキリスト」
2022年08月14日 13:08
聖書 マルコによる福音書15章33-41節
33節「昼の12時になると、全地は暗くなり、それが3時まで続いた。」そして、イエスは大声で「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか。」と叫ばれました。一度も罪を犯すことが無かったお方、いつも神を信頼していた神の子、いつも神の御心の通りに歩んで行かれたイエス・キリストが、全面的に神から見捨てられたと感じられた時間です。この12時から3時まで全地は暗くなったというのは、いったいどういうことなのでしょう。これは、キリストの十字架を無視するとき、この世界は闇に包まれるような生活になるということを予想できるのではないかと思うのです。キリスト者にとって十字架は救いです。もし、イエスが十字架の上で死なれただけであったとしたら、この世は闇になるのは仕方のないことです。しかし、キリストの十字架は人間の罪を贖ってくださる神の愛なのです。キリストの十字架の死というものを通して、私たちは神の愛を知ることが出来るのです。今朝のテキストには、イエスが十字架の上で息を引き取られたとき、十字架のまわりには大勢の人がいた様子が記されています。