2020.11.15 宣教「喜びの福音」
2020年11月10日 17:25
聖書 ルカによる福音書1章1-4節
今日から聖日ごとにルカによる福音書を学びながら連続説教をしていきたいと思います。まず、ローマ帝国の軍隊によってエルサレムが破壊されたのが紀元70年です。その10年後の紀元80年ごろにこのルカによる福音書はルカによって書かれたものだと言われています。ルカは伝道者パウロに大変愛された同労の友であったようです。コロサイ人への手紙4章14節に「愛する医者ルカとデマスも、あなたがたによろしく」と言っています。そのようにパウロの伝道の仲間であったことは明らかなことです。3節に「そこで、敬愛するテオフィロさま、」に書きますとあります。このテオフィロさまがどんなに偉い方であったかは分かりませんが、4節「お受けになった教えが確実なものであることを、よく分かっていただきたいのです」と書いています。ルカは、わたしたちの間で実現した事柄について、最初から目撃して御言葉のために働いた人々が私たちに伝えたとおりに物語を書き連ねようと、多くの人々がすでに手を付けていますと書き出しました。それは主イエスがどういう方であったか、何をなさったお方であったか、すなわち主の恵みを現実に伝えることができる言う事なのです。これからみなさんと共に学び続けて行くことをお祈りしていきたいと思います。