2021.4.11 宣教「夜明けのキリスト」

2021年04月07日 06:28

聖書 ルカによる福音書4章38-44節

 主イエスは会堂で説教された後、シモンの家に行かれました。シモンというのはシモン・ペトロです。ここではまだイエスの弟子になっていません。漁師をしていたペトロの家に主イエスは食事に来られたのです。ペトロは結婚しており、その妻の母が高い熱で苦しんでいたのでした。39節「イエスが枕元に立って熱を叱りつけられると、熱は去り、彼女はすぐに起き上がって一同をもてなした」と記されていますが、これはほんのわずかの間に起こった出来事です。すると、40節「日が暮れると、いろいろな病気で苦しむ者を抱えている人が皆、病人たちをイエスのもとに連れて来た」のでした。カファルナウムの道を病気に悩む者を抱きかかえたり、背中に背負ったり、台車に乗せて人々がやって来ました。40節後半に「一人一人を主イエスの前に差し出しました。するとイエスはその一人一人に手をおいていやされた」とあります。イエスは、おそらく夜明けになるまでこの癒しを続けられたのだと思います。42節「朝になると」、このとき主イエスは24時間眠ることなくお働きになったのでしょう。ここに、一人一人に手を置いて癒す主イエスの愛があります。そして「人里離れたところへ出て行かれた」のです。主イエスは夜明けまでお働きになった後、祈りのために人里離れたところへ行かれたのです。

 

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