2018.11.4 宣教「天の国を知る者」

2018年10月30日 14:31

聖書 マタイによる福音書13章31-52節

 主イエスは、天国について弟子たちに教えるために、いくつものたとえを話されました。31節「天の国はからし種に似ている」33節「天の国はパン種に似ている」とは、からし種もパン種も小さなものですが、その小さなものが、大きな木を生み出したり、物を大きく膨らませたりするということです、このたとえのように、神の支配の始まりは非常に小さいということです。目立たない、人々が無視してしまうほどに小さいものです。それが大きく育っていくのです。キリストのこの地上での活動は3年ほどでした。活動の場所は、パレスチナの小さな一部分で、キリストに影響を受けたのはわずかの人たちです。キリストは無名の存在でした。キリストの業も存在も小さいものでした。しかし、そこに大きな神の業が始まったのです。このように「からし種」は教会の成長を示していると理解できます。やがて、キリスト教会は世界宗教になりました。

 4節「天の国は次のようにたとえられる。畑に宝が隠されている」ことの話があります。36節「それから、イエスは群衆を後に残して家にお入りになった」と記されています。弟子たちだけに話されたのです。それは、この神の支配は隠されたものだということです。だれの目にも明らかになることでありません。弟子たちは、主イエスから、その意味でも天国を知る者となることを求められたのです。信仰を持って生きることは、神が支配しておられる世界に生きていることを知ることができ、天国についても悟ることができる者となるのです。

 

 

 

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