2020.9.6 宣教「契約の祝福」
2020年09月02日 15:01
聖書 マタイによる福音書27章1-10節
ユダはキリストを裏切ったことを後悔して神殿に銀貨30枚を投げ込んで死んでいきました。祭司長たちはこの銀貨で畑を買い取ります。罪なきイエスの血の代価で買い取られた「血の畑」とは旧約聖書エレミヤ書32章25節の言葉です。神はエレミヤに、エルサレムはバビロン王の手に渡されるが、やがて必ず神が選民を連れ帰り、新しい契約を結び直すと約束されたのです。だから、神はエレミヤに主に仕えなさいと言われたのです。
キリストの十字架の死を巡って、キリストを裏切った2人の弟子とは、一人はペトロ、もう一人はイスカリオテのユダです。ペトロはキリストを裏切りながらも彼は悔い改めてキリストのところへ帰って行きました。そして残された生涯をキリストのために生きようと決心しました。一方のイスカリオテのユダは、悪かったと後悔をしましたが、祭司長のところへ行って、銀貨を神殿に投げ入れました。ユダは本当に帰るべきところに帰らず、キリストのところへ立ち帰ることが出来ませんでした。キリストの福音は罪の赦しです。キリストに帰る者を、キリストは赦す方です。イスカリオテのユダにも立ち直る機会が与えられていたのです。私たちが根本的にキリストに触れる姿勢でなければ、私たちにはどんな改善も役に立ちません。イスカリオテのユダの最大の罪は、キリストに帰ろうとしなかったことです。