2023.9.24 宣教「存在の根源」

2023年09月24日 13:51

聖書 ヨハネによる福音書1章1-5節

 今週からヨハネによる福音書を学びます。1章1節から2節「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。この言は、初めに神と共にあった。」この「初めに言があった。」という書き出しは、聖書の最初に出て来る創世記1章1節の「初めに神は天地を創造された」をイメージさせます。ところが、ヨハネは「創世記」より以前にさかのぼってイエスというお方の本質を伝えようとしています。「言」という字は原文のギリシア語では「ロゴス」です。ヨハネは、天地創造より以前に存在したお方として、神ではなくて「初めに言があった」というロゴスの存在を表現しています。この「言」とは誰のことかということですが、これはイエス・キリストを表現する言葉です。「言は神と共にあった」の「共に」というのは、そばにいた、一緒にいたという意味で、「言」は神とは別の存在になります。「言」は神とは別の存在であり、天地創造の前から存在していたということになります。言い換えれば「言は神と親密な交流関係にあった」ということです。次に「言は神であった」とあります。これは「言と神は一体であった」と教えています。イエス・キリストは、天地創造の前からおられ、神ご自身であります。そのイエス・キリストが、わたしの救い主となってくださったということ、これがわたしたちの信仰に立つ原点です。次週も、もう一度この1節から5節を学びたいと思います。

 

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