2019.12.29 宣教「実を結ぶ生き方」

2019年12月27日 06:01

聖書  マタイによる福音書21章18-22節

 21章は1節から主イエスの一週間を記しています。18節以下はその二日目の朝のことです。18節「朝早く、都に帰る途中、イエスは空腹を覚えられた」とありますように、朝の早いときでした。エルサレムに帰る途中、イエスは空腹を覚えられました。その道に一本のいちじくの木が立っていました。しかし、そのいちじくの木は緑の葉が茂っているだけで、実は実っていませんでした。主イエスの飢えを満たす実を実らせていませんでした。そこで、イエスはその木にむかって「今から後いつまでも、お前には実がならないように」と言われると、いちじくの木はたちまち枯れてしまった、と記されています。この話は不思議なことです。いちじくの木が呪われたのは、どうしてかということが議論になります。主イエスの地上での働きの最後において、主イエスの地上の生涯の精算の時が来ました。問題は、いちじくの木が実を実らせているかいないかではなく、イエスの地上の生活が実を結ばせるものであったのか、それとも無駄働きであったかということです。空腹のイエスを満たすことができない、そのいちじくとそっくりである神の民の現実と、その主イエスの飢えが、深くなっていく事実です。あなたの人生は実を結んでいるか、わたしの飢えを満たしているか、主イエスが喜んでくださっているか問われています。

 

 

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