2023.9.10 宣教「宣教の証人」

聖書　ルカによる福音書24章44-53節

　復活の主イエスが、エマオで二人の弟子たちに姿を現すと、喜んだ二人の弟子たちは、その日のうちにエルサレムに戻りました。その夜、エルサレムでも、また主イエスは現れて、他の弟子たちにも聖書のみ言葉を説き明かしをしてくださったのです。44節「イエスは言われた。『わたしについてモーセの律法と預言者の書と詩編に書いてある事柄は、必ずすべて実現する。これこそ、まだあなたがたと一緒にいたころ、言っておいたことである。』」イエスは聖書を悟らせるために、弟子たちの心の目を開きました。旧約聖書が自分の生涯を預言していて、イエスが全部それを成就したと説明されました。48節と49節で「あなたがたはこれらのことの証人となる。わたしは、父が約束されたものをあなたがたに送る。高い所からの方に覆われるまでは、都にとどまっていなさい。」ここで「父が約束」されたという言葉があります。これは聖霊が注がれる約束です。50節から53節「イエスは、そこから彼らをベタニアの辺りまで連れて行き、手を上げて祝福された。そして、祝福しながら彼らを離れ、天に上げられた。彼らはイエスを伏し拝んだ後、大喜びでエルサレムに帰り、絶えず神殿の境内にいて、神をほめたたえていた。」この「祝福された」「ほめたたえていた」という言葉は同じ意味で、主イエスが弟子たちに対して祝福されたので、非常な喜びとなったのでした。イエスは肉体をもって昇天され、栄光の体を持った状態で執り成しの祈りをしておられます。