2022.7.24 宣教「富からの自由」

2022年07月24日 10:30

聖書 ルカによる福音書16章1-13節

 神が人間が求められることは、神に対して誠実であることです。10節以下に「ごく小さな事に忠実な者は、大きな事にも忠実である。ごく小さなことに不忠実な者は、大きな事にも不忠実なものである。」この後の節にも「忠実と不忠実」という言葉が何度も出て来ます。「不忠実」という言葉は、原文では「不正」という言葉と同じです。今朝のテキストでは「不正な管理人」について語られ、「不正な富」について語られています。不正の反対は正しいということですが、正しいということは、道徳的に正義に生きるということよりも、神に対して忠実であることです。神に誠実に生きるということです。神がわたしたちを信頼してくださって、神がその富をゆだねてくださるのです。富も神が与えてくださったもので、清いものであったはずです。しかし、私たちは、この地上で罪を犯しますから、私たちの手の中で、それが不正な富に変わってしまうのです。私たちが、この世で生きる限り罪の臭いがする富を用いて生きなけばなりません。主イエスにとって富は小さなことであり、大きな事とは神にかかわる大事なことなのです。神の国に比べたら富は小さなものです。私たちにとってこの世の富を持って生きる生き方とは、神の栄光を現すために献げる喜びを神が与え続けてくださるように、生きていくことです。

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