2021.10.24 宣教「小さい者こそ、最も偉い者」
2021年10月24日 07:17
聖書 ルカによる福音書9章46-56節
46節で「弟子たちの間で、自分たちのうちだれがいちばん偉いのかという議論が起きた。」のです。主イエスの弟子にとっては、偉くなることを人生の目的に置くことには、神の前には何の意味もないのですが、弟子たちには、主イエスの真実の姿が理解できませんでした。ここで、主イエスは人が偉くなることを否定しているのではなく、自分の方が偉いと思う人間の心から生じてくるさまざまな問題を指摘しているのではないでしょうか。47節「イエスは彼らの心の内を見抜き、一人の子どもの手を取り、御自分のそばにたたせて」48節「言われた。『わたしの名のためにこの子供を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである。わたしは受け入れる者は、わたしをお遣わしになった方を受け入れるのである。あなたがたは皆の中で最も小さい者こそ、最も偉いのである』」と。主イエスは、弟子たちの中に子どもを正しく評価して受け入れる心がないことが問題であると言われたのです。子どもを受け入れるとは、イエスを信じる小さい者を指すと考えます。子どものように無力で、価値が小さい者を軽んじることなく受け入れる者が、わたしを受け入れる者、主イエスの弟子であるということなのです。