2020.6.21 宣教「小さな愛のわざ」

2020年06月16日 12:25

聖書 マタイによる福音書25章31-46節

 40節の「はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである」との言葉と、45節の「はっきり言っておく。この最も小さい者の一人にしなかったのは、わたしにしてくれなかったことなのである。」が重なるように記されています。ここに出て来る「最も小さい者」というのは何の値打ちもない者と思われている者です。さらにすべての人というのではなく「たった一人」にしたことが問われています。そこで行われるわざというのは一体なんでしょうか?これはただ、その人が飢えていた時に食べさせてあげる、渇いている時に一杯の水を与える、宿がない時に、一夜の宿を与えるという、小さな親切です。大きな慈善事業ではありません。ここで問われているのは、ただ小さな親切のことです。愛などと言うのも大げさであり、小さな親切その行為は何でもないことです。一杯の水をあげたからといって愛という大げさなことではありません。また、ここで主イエスが語られているのは「世の終わり」のことです。このように愛というにはためらうほどの小さな親切が、世の終わりの時には一人一人が問われる大きな問題としておられるということです。

 

 

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