2018.4.15 宣教「嵐の中の信仰」

2018年04月13日 06:22

聖書 マタイによる福音書8章23-27節

 23節「イエスが舟に乗りこまれると、弟子たちも従った」とあります。わたしたちの人生は航海のようなものです。それはその出発の時から、既に人生の旅の道連れとなる親があり、仲間も一緒ですが、それだけでなく、私たちクリスチャンは一人ひとりの人生の旅に、復活のイエスもまた共にいてくださるのです。しかし、私たちの人生は常に春ののどかな日の連続ではあり得ません。24節「そのとき、湖に激しい嵐が起こり、舟は波にのまれそうになった」。人生の嵐は突如として襲いかかって来ます。病気のことも、苦しみも、愛する人との別れ、このようなものはわたしたちが求めて与えられたものではなくて、突然迫ってくるものです。この苦難に直面して、自分の人生のいかにはかないものであるかを知るのです。その嵐の中での一つの不安は「主よ、助けてください。おぼれそうです」という、死への不安です。ガリラヤの海の真っただ中、嵐に直面して、恐怖におびえていた弟子たちに、主イエスは「なぜ怖がるのか。信仰の薄い者たちよ」と叫ばれました。私たちの人生を決めるものは信仰です。私たちの人生の不安や死や罪というものは結局、その信仰が、最後の決定者であると言われるのです。主イエスは共に舟に中におられたのですが、イエスが共にあるだけでなく、神の子キリストであると信じる信仰によってのみ、初めて私たちは人生の勝利者となることができるのです。イエス・キリストは、私たちの人生の嵐を静められるだけではありません。私たちが罪に勝つ者となるために十字架にかかって、私たちの罪の贖いとなり、死に勝つものとして復活されたのです。ここにこそ、信仰による真実の救いがあります。

 

 

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