2022.4.3 宣教「希望の祈り」
2022年04月03日 05:40
聖書 ローマの信徒への手紙12章9-13節
2022年度の教会聖句をローマの信徒への手紙12章12節より「希望をもって喜び、苦難を耐え忍び、たゆまず祈りなさい」に決定しました。これは皆さんの投票で決定したのですが、この困難な時代を迎える私どもの教会としては大変ふさわしい聖句であると思います。この聖書が書かれた頃、教会がどのような組織を持ち、どのような働きをしていたのか、よく分かりません。パウロはローマの信徒へ向けて、1章から11章までは福音の教理について述べて、12章からはキリスト者の実践について書きました。キリスト者として生きる者の生活について、具体的なことを丁寧に語っています。この中に愛の十戒を述べています。まず第一に「兄弟愛をもって互いに愛すること」、第二に「尊敬をもって互いに相手を優れた者と思いなさい」、第三に「怠らず励み」、第四に「霊に燃えて」、第五に「主に仕えなさい」、第六に「希望をもって喜び」、第七に「苦難を耐え忍び、」第八に「たゆまず祈りなさい」、第九に「聖なる者たちの貧しさを自分のものとして彼らを助け」、第十に「旅人をもてなすよう努めなさい」です。これがパウロのいう愛の十戒です。私たち一人一人が祈る時、聖霊なる方からの力を得て、希望をもって喜び、神を信頼して生きていくことが出来ます。神を信頼して生きて行くなら、必ず神は私どもを導いてくださいます。