2018.7.1 宣教「平和を告げる者」

2018年06月26日 17:53

聖書 マタイによる福音書10章1-15節

 主イエスの伝道の生活は、決して一人で働いておられたのではありません。ここに12弟子を同志としてご自分のもとに集められ、この12人の弟子たちを、町や村に派遣をされて伝道をさせておられます。1節「汚れた霊に対する権能をお授けになった。汚れた霊を追い出し、あらゆる病気や患いを癒すためであった」と記されています。現代のわたしたちは使徒の使命を受け継ぐ者です。7-8節には、「行って、『天の国は近づいた』と宣べ伝えなさい。病人をいやし、死者を生き返らせ、重い皮膚病を患っている人を清くし、悪霊を追い払いなさい。ただで受けたのだから、ただで与えなさい」と命じられています。「ただで受けたのだから、ただで与えなさい」とは、私たちに力があるのではなく、神が働いて私たちに与えてくださった神の恵みのことです。これを受けたものとして人に与えなさいと言われました。

 13節に「あなたが願う平和」とは「あなた方が持ってくる平和」です。その平和はその家に与えられるが、もしふさわしくないのであれば、その平和はあなた方のところへ返ってくるというのです。この平和を受け入れるか受け入れないかということで、その家のすべてが決まってしまいます。その家に争いがない、病もない、そういう家を探し出して「あなた方に平安を」と言うのではありません。たとえ、今、そこに平和がなくても、平和の挨拶をする。そこにそれを受ける心があるかどうか、それだけです。平和は、神をもとにしていなければなりません。そこで信仰と平和とが深い関りを持ちます。神とキリストから与えられる平和も愛も、信仰から与えられます。私たちが持つ平和は、神を信じ、キリストを信じていくこの信仰から与えられていくものです・この信仰がなければ真実な平和はありません。私たちの心に「キリストの平和を告げる者」として、キリストの「平和」を満たしたいと思います。

 

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