2024.3.17 宣教「彼らをお赦しください」

2024年03月17日 04:31

聖書 ルカによる福音書23章32ー38節

 主イエスが十字架につけられて祈られた言葉に、34節「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです」があります。この言葉に、心を打たれ、神の愛を知るきっかけを与えられ、信仰の道に入られた方もおられると思います。また、このイエスの十字架の執り成しの祈りの言葉を聞いて、もう一度信仰が深められることがあります。わたしのための十字架、それが分かったときに、自分の罪の重荷から自由に解き放たれるからです。イエスはイスカリオテのユダのため、また祭司やファリサイ派の人のため、ポンテオピラト、ユダヤの群衆、ローマ兵のため、わたしたちのために十字架で死なれました。彼らはキリストを辱め、あざけり、キリストを軽く扱ったりする人たちです。「父よ、彼らをお赦しください」その祈りの根拠は彼らが無知だからです。「自分が何をしているか知らないのです」このイエスの祈りは聞かれたのか?この祈りは、キリストが自ら十字架にかかって死んでいかれることによって聞かれます。ということは、イエスは死の中にあっても無力ではありません。死を通して無知な人々を父なる神と和解させる力をもっておられました。わたしたちは、このキリストの十字架に対して信仰をもって応答することが必要です。わたしたちの人生にイエスを受け入れて、心と体で新しい体験をし続けていくことができれば、キリストの十字架のゆえに豊かな恵みに生きる者としてくださいます。

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