2020.4.12 宣教「復活者イエス」
2020年04月08日 05:48
聖書 マタイによる福音書28章1-20節
現代に生きる私どもは、死後の世界を考えることはなくなってしまい、死んだら、もう終わりだと思っています。人間的にはそれは合理的な考えだと思います。肉体がなくなれば、もう二度と会うことが出来ません。今朝のテキストのあるキリストの復活の出来事に、多くの人はつまずきます。死からよみがえることなど、理性では理解ではできないからです。
イエス・キリストがよみがえったこと、そして弟子たちの故郷ガリラヤに帰る時、復活のイエスが先にガリラヤに着いていることを福音書は記しています。人生の中で最も確実だと思われた死の確かさを弟子たちは疑い始めました。墓を閉じていた石が取り除かれていました。弟子たちはキリストの受難の時、うろたえて裏切って逃げて行きました。6節「あの方はここにはおられない。かねて言われていたとおり、復活なさったのだ」この言葉は誰かが言っていたということではなく、キリストご自身から聞いていたではないか。それは決して嘘ではなかったということです。ガリラヤで弟子たちに会ったイエスは、18節「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。だから、あなた方は行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなた方と共にいる」と言われました。このことに深い感謝をもって復活のイエスを信じていきたいと思います。