2022.3.6 宣教「忠実で賢い管理人」
2022年03月06日 16:17
聖書 ルカによる福音書12章41-48節
42節で「主は言われた。「主人が召し使いたちの上に立てて、時間どおりに食べ物を分配させることにした忠実で賢い管理人は、いったいだれであろうか。」また43節で「主人が帰って来たとき、言われたとおりにしているのを見られる僕は幸いである」とあります。そのように主人の僕の務めを果たすために必要なことは「忠実で思慮深い」ことが求められています。そこで主イエスはペトロに「忠実で賢い管理人は、いったいだれであろうか。」と言われました。主人の帰りが遅いと,僕である者の心に不安が生まれます。主イエスを待ち続ける私たちの心に、主イエスに対する信頼の心を不安にさせるものがあります。罪の思いです。ここで主イエスは、45から46節で「もしその僕が主人の帰りは遅れると思い、下男や女中を殴ったり、食べたり飲んだり、酔うようなことになるならば、その僕の主人は予想しない日、思いがけない時に帰って来て、彼は厳しく罰し、不忠実な者たちと同じ目に遭わせる」と注意しておられます。自分は主人から特に選ばれて、その勤めを与えられているのに、それを忘れて、自分が主人であるかのように思い始めているからです。主人を待つのを忘れ、自分が主人になるような誘惑が起こるのです。このような罪に陥らないよう、私たちは「忠実で賢い管理人」という思慮深さを持ちたいと思います。