2020.11.8 宣教「怒りと罪」
2020年11月04日 12:20
聖書 エフェソの信徒への手紙4章25-29節
パウロは人間の怒りについて次のように述べています。25~26節「わたしたちは、互いに体の一部なのです。怒ることがあっても、罪を犯してはなりません。日が暮れるまで怒ったままでいてはいけません」と、私たちは怒ることがあっても、しかし、その怒りを継続させてはいけないというのです。また、29節に「悪い言葉を一切口に出してはなりません。ただ聞く人に恵みが与えられるように、その人を造り上げるのに役立つ言葉を必要に応じて語りなさい」と言っています。言葉は非常に難しいものです。言葉で失敗することが多くあります。私たちが何かを語る時には、パウロは悪い言葉を一切使ってはいけないと言っています。これに関連して、ヤコブの手紙3章には、良い言葉が出ることは良い人間であるというしるしだと書かれています。人の内側の状況が言葉になって口から出ていくからです。私たちにとって大切なことは、キリストを体の中に宿すことです。そうしますと、私たちの内側がキリストによって新しくされ、口から出る言葉は恵みの言葉になるのです。その恵みの言葉が他者を生かしていく言葉となって行くのです。